技術を高め、知恵を絞り、未来を包む。

日本には古くから「包む」という文化があります。例えば、かつてはおにぎりを竹の皮に包んで持ち歩いていました。包むだけではなく、防腐性や吸湿性などの機能も備え、まさに先人たちの知恵といえます。このように日本で「包む」は、今日まで日々進化してきました。
「包む」から「包装」への変化は、戦後における物品の大量生産・大量消費に伴った、海外からの包装機の導入から始まりました。やがて、日本の技術者たちはより高度で精密な包装機をつくり続け、いまでは逆にMade in Japanの包装機が世界で使われるようになっています。

一方で、近年、環境問題と包装の課題があります。包装は私たちの暮らしにはなくてはならないものですが、単純に包装だけにフォーカスしても解決しません。食品や資材のロス、製造するエネルギーの過剰供給など全体で包装をとらえる視点が大切です。私たちが技術を高め知恵を絞り、環境にも社会にも有益な包装システムの開発に取り組むことで、未来を包みたいと考えています。

お客さまと一体となり共に成長へ。

当社は、1990年の創業、以来30余年、お客さまに包装や物流システムのご提案をしてまいりました。創業当時、ただ包装機械を販売するだけでは価格競争になってしまうため、私たちは独自のアイデアと付加価値を提供しよう、と創業メンバーで話し合いました。そして、その想いは社名のTOP（トータル‧オリジナル‧パッケージ）に込められています。
独自性を企業のアイデンティティとするためには、いまお客さまが何を望んでおられるのか、どんな課題を抱えておられるのかを考える、常にお客さまの立場に立ったコンサルティング力が問われます。私たちはお客さまの工場に通い続け、現場の声を聴き、まさに経営理念にもあります「お客さまと一体となり」、最善の解を求めてまいりました。これからも、トップは変わらずこの信念を貫いてまいります。